作成日:2020年9月月17日

ストップ高・ストップ安銘柄のその後の価格推移パターン

値幅制限いっぱいまで株価が変動した銘柄(ストップ高・ストップ安)のその後の価格推移を統計的に分析した。対象は東証全上場銘柄で、2012年から2020年までに発生したストップ高約4,500件およびストップ安約3,800件を集計した。ストップ高の翌営業日は平均+2.1%と連続高の傾向が見られたが、5営業日後の累積リターンは+1.8%にとどまり、初日以降のモメンタムは急速に減衰した。20営業日後には+0.5%とほぼ横ばいとなり、長期的な情報効率性が示唆された。一方、ストップ安銘柄の翌日リターンは平均-0.8%とさらなる下落が継続するものの、5営業日後からはリバウンド傾向が見られ、20営業日後には累積-1.2%まで回復した。ストップ高・安の発生要因別(決算、レーティング変更、市場全体の急変動等)の分析も併せて行う。