作成日:2022年7月月18日

季節性アノマリーの網羅的検証 — 月次効果・祝日効果・月末効果

株式市場における代表的な季節性アノマリーを網羅的に検証し、各効果の統計的有意性と時系列安定性を評価した。対象指数はTOPIXで、分析期間は1990年から2022年までの32年間である。検証対象とした効果は、1月効果(1月のリターンが年間で最も高い)、セル・イン・メイ(5月〜10月のリターンが11月〜4月より低い)、月末効果(月末の最終5営業日のリターンが月初より高い)、祝前日効果(祝日前の最終取引日のリターンが正)の4種類である。全期間を通じた分析ではセル・イン・メイと月末効果に統計的有意性が認められたが、前半と後半でサブサンプル分析を行うと、1月効果は後半期間で完全に消失しており、セル・イン・メイ効果も有意性が低下していることが確認された。