作成日:2023年8月月31日

ボリンジャーバンドのスクイーズとブレイクアウトの関係

ボリンジャーバンド(20日移動平均±2σ)のバンド幅が極端に縮小する「スクイーズ」状態が、その後のブレイクアウトの前兆として機能するかを定量的に検証した。対象は東証プライム上場の主要200銘柄で、バンド幅が過去6ヶ月間の最小値を記録した時点をスクイーズシグナルと定義している。分析期間は2012年から2023年で、スクイーズ発生後20営業日以内に上下いずれかの方向にブレイクが発生したケースを集計した。結果として、スクイーズ後のブレイクアウト発生確率は78%と高く、ブレイク方向が上方であった場合の20日間平均リターンは+4.2%を記録した。ただし、ブレイク方向の事前予測は困難であり、上方・下方の比率は概ね55:45と大きな偏りは見られなかった。方向性フィルタとしての出来高トレンドおよびファンダメンタルズ指標の有効性についても分析する。