配当利回り上位銘柄で構成したポートフォリオが、市場全体と比較してどのようなリスク特性を示すかを、特にダウンサイドプロテクションの観点から検証した。対象はTOPIX500構成銘柄のうち配当利回り上位50銘柄(等金額ウェイト)で構成するポートフォリオで、四半期ごとにリバランスを実施する想定である。2005年から2024年までのデータを用いて、市場下落局面(TOPIXが月次で-5%以上下落した月)における超過リターン、最大ドローダウン、条件付きVaRなどのリスク指標を算出した。結果として、高配当株ポートフォリオは市場下落局面での損失がTOPIX対比で平均30%程度軽減されることが確認されたが、金融危機のような極端なテールイベントではプロテクション効果が大幅に減衰することも明らかとなった。