株式ファクター(バリュー、モメンタム、クオリティ、サイズ等)のリターンそのものにモメンタム効果が存在するか、すなわち直近パフォーマンスの良いファクターがその後も好調を維持するかを検証した。対象は日本株市場における代表的な6ファクター(PBR、PER、ROE、時価総額、12ヶ月モメンタム、ボラティリティ)のロング・ショートリターンで、分析期間は2005年から2024年までである。各ファクターの直近3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月リターンに基づきファクターを順位付けし、上位ファクターに重点配分するダイナミック・ファクターアロケーション戦略のパフォーマンスを評価した。結果として、6ヶ月リターンに基づくファクターモメンタム戦略は均等配分対比で年率1.5%程度の超過リターンを生み出すことが確認された。