作成日:2024年9月月28日

オプションのインプライドボラティリティと実現ボラティリティの乖離構造

日経225オプションのインプライドボラティリティ(IV)と、その後実際に観測される実現ボラティリティ(RV)との乖離(ボラティリティ・リスクプレミアム)の構造を分析した。対象期間は2010年から2024年までで、ATMオプションのIVを基準とし、1ヶ月後のRVとの差分を日次ベースで計測している。全期間の平均ではIVがRVを約3ポイント上回り、ボラティリティ売りに正のエッジが存在することが確認された。ただし、このプレミアムは時間的に一定ではなく、低ボラティリティ環境ではプレミアムが圧縮され、高ボラティリティ環境では逆にプレミアムが拡大する傾向が見られた。プレミアムの時系列変動をVIXの水準、プット・コールレシオ、投資家ポジションデータで説明するモデルを構築し、その説明力を評価する。